システムの構成 (全40問中16問目)

No.16

デュアルシステムの特徴を説明したものはどれか。
  • 同じ処理を行うシステムを二重に用意し,処理結果を照合することで処理の正しさを確認する方式であり,一方に故障が発生したら,故障したシステムを切り離して処理を続行する。
  • 同じ装置を2台使用することで,シンプレックスシステムに対し,処理能力を2倍に向上させることができる。
  • オンライン処理を行う現用系システムと,バッチ処理などを行いながら待機させる待機系のシステムを用意し,現用系に障害が発生した場合は待機系に切り替え,オンライン処理を起動してサービスを続行する。
  • 複数の装置を直列に接続し,それらの間で機能ごとに負荷を分散するように構成しているので,処理能力は高いが,各機能を担当する装置のうちどれか一つでも故障するとサービスが提供できなくなる。

分類

テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの構成

正解

解説

デュアルシステム(Dual System)は、信頼化設計の一つであり、同じ処理を2組のコンピュータシステムで行い、その結果を照合機でチェックしながら処理を進行していくシステム構成です。障害発生時には、問題のある側のシステムをメイン処理から切り離し、残された側のシステムのみで処理を続行しつつ、障害からの回復を図ります。
デュアルシステムの構築には、電源からデータベースに至るまで全ての装置が2系統分必要なので相当なコストが掛かります。それでも信頼性や耐障害性に特に優れているため、システムの停止や誤りが人の命や財産、あるいは企業活動に重大な影響を与え得るようなシステムを構築する場合などに採用されます。
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  • 正しい。デュアルシステムの特徴です。
  • デュアルシステムでは1つの処理を2系統のシステムで同時に行うため、処理性能は1系統のシンプレックスシステムと変わりません。
  • デュプレックスシステムの特徴です。
  • タンデムシステムの特徴です。
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