開発プロセス・手法 (全40問中6問目)

No.6

既存のプログラムを,外側から見たソフトウェアの動きを変えずに内部構造を改善する活動として,最も適切なものはどれか。
  • テスト駆動開発
  • ペアプログラミング
  • リバースエンジニアリング
  • リファクタリング

分類

マネジメント系 » ソフトウェア開発管理技術 » 開発プロセス・手法

正解

解説

リファクタリング(Refactoring)は、外部から見たときの振る舞いを変えずに、既存ソフトウェアの内部構造を変えることをいいます。完成済のプログラムを改善し、高効率化や保守性の向上を図ることを目的として行われます。

アルゴリズムを見直して処理効率を向上させる、プログラム内で複数行われる共通処理を関数化して保守性を向上させる、変数名の改善やコメントの追加などで可読性を良くする、などがリファクタリングの例です。

したがって「エ」が正解です。
  • テスト駆動開発は、求める機能を明確化するために、プログラムを記述するよりも前にテストケースを作成する開発手法です。そのテストをパスする最低限の実装を行った後で、機能を維持したままコードを洗練していくという手順で開発を進めます。
  • ペアプログラミングは、2人1組で1つのプログラムの実装を行い、1人が実際のコードをコンピュータに打ち込み、もう1人はそれをチェックしながら補佐するという役割を随時交代しながら作業を進めていく手法です。
  • リバースエンジニアリングは、既存ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図、ソースコードなどを調査する技法です。
  • 正しい。リファクタリングは、外部から見た振る舞いを変更せずに、より良いプログラムに書き直すことです。
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