ITパスポート平成22年秋期 問35

問35

内部統制が有効に機能していることを継続的に評価するプロセスはどれか。
  • 暗号化対策
  • 災害復旧対策
  • ベンチマーキング
  • モニタリング

分類

マネジメント系 » システム監査 » 内部統制

正解

解説

内部統制は、企業の健全な経営を実現するために、その組織の内部において適用されるルールや業務プロセスを整備し運用すること、またはその結果確立されたシステムを指します。

内部統制には、
  1. 業務の有効性・効率性
  2. 財務報告の信頼性
  3. 法令遵守
  4. 資産の保全
の4つの目的があり、これらを達成するために、6つの基本的な要素があります。
統制環境
組織の気風を決定し、組織内のすべての者の統制に対する意識に影響を与えるとともに、他の基本的要素の基礎・基盤のこと
リスクの評価と対応
組織目標の達成に影響を与える事象について、組織目標の達成を阻害する要因をリスクとして識別、分析及び評価するプロセス
統制活動
経営者の命令及び指示が適切に実行されることを確保するために定められる方針及び手続きのこと
情報と伝達
必要な情報が識別、把握及び処理され、組織内外及び関係者相互に正しく伝えられることを確保すること
モニタリング
内部統制が有効に機能していることを継続的に評価するプロセス
ITへの対応
組織目標を達成するために予め適切な方針及び手続を定め、それを踏まえて、業務の実施において組織の内外のITに対し適切に対応すること
つまり答えは「エ」のモニタリングです。
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