ITパスポート平成22年春期 問12

問12

ソフトウェアライフサイクルの主プロセスを,企画,要件定義,開発,運用,保守に分け企画プロセスでシステム化計画の立案を行うとき,そこで実施する作業として,適切なものはどれか。
  • 対象業務の業務内容やルール,制約などの業務要件を明らかにする。
  • 対象業務を確認・分析し,業務機能をモデル化する。
  • 対象システムの機能及び能力,セキュリティなどのシステム要件を明らかにする。
  • 対象システムをテストするためのテスト仕様書を作成する。

分類

ストラテジ系 » システム企画 » システム化計画

正解

解説

ソフトウェアライフサイクルとは、ソフトウェア開発において、ソフトウェアの構想から廃棄に至るまでの一連のライフサイクルのことです。共通フレーム2007の定義によると、企画、要件定義、開発、運用、保守の5つのプロセスから構成されます。

各プロセスの概要は以下の通りです。
企画プロセス
経営事業の目的・目標を達成するために必要とされるシステムに対する基本方針をまとめ、実施計画を得る。
要件定義プロセス
利害関係者ニーズの識別と制約事項の定義を行い、新たに構築する業務、システムの仕様、及びIT化の範囲と機能を明確にし、それらをシステム取得者側の利害関係者間で合意する。
開発プロセス
要求事項をもとに、顧客のニーズに合ったシステム/ソフトウェアを開発する。
運用プロセス
当初の目的の環境で、システム/ソフトウェア製品を運用する。
保守プロセス
運用中のシステム/ソフトウェアに対する変更や機能改善への対応、プログラムの欠陥への対応のためにプログラムの修正を実施する。
「システム化計画の立案」は企画プロセスに含まれるアクティビティで、18の作業から構成されています。

この中の作業のひとつに「業務モデルの作成」があり、このタスクでは対象業務について整理し、業務機能の再構成を行い、業務機能をモデル化することを行います。
  • 要件定義プロセスに含まれる「利害関係者要件の定義」で実施される作業です。
  • 正しい。
  • 開発プロセスに含まれる「システム要件定義」で実施される作業です。
  • 開発プロセスに含まれる「システム結合」で実施される作業です。
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