情報に関する理論(全18問中1問目)

ニューラルネットワークに関する記述として,最も適切なものはどれか。

出典:令和5年春期 問74

  • PC,携帯電話,情報家電などの様々な情報機器が,社会の至る所に存在し,いつでもどこでもネットワークに接続できる環境
  • 国立情報学研究所が運用している,大学や研究機関などを結ぶ学術研究用途のネットワーク
  • 全国の自治体が,氏名,生年月日,性別,住所などの情報を居住地以外の自治体から引き出せるようにネットワーク化したシステム
  • ディープラーニングなどで用いられる,脳神経系の仕組みをコンピュータで模したモデル
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分野:テクノロジ系
中分類:基礎理論
小分類:情報に関する理論
解説
ニューラルネットワークは、人間や動物の脳神経網の特性を計算機上のシミュレーションによって表現することを目指した数学モデルです。人工知能やディープラーニングなどの機械学習に用いられています。

脳内は神経細胞であるニューロンのネットワークにより構成されていますが、ニューロンは他のニューロンから神経伝達物質を受け取り、その合計値がしきい値を超えた場合に「発火」して、次のニューロンに情報伝達を行うメカニズムになっています。ニューラルネットワークでは、個々のニューロンをパーセプトロンというアルゴリズムでモデル化し、ネットワーク化することで脳神経網をシミュレーションしています。ニューラルネットワークを多層化したものがディープラーニングネットワークです。

したがって「エ」が正解です。
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  • ユビキタスネットワークの説明です。
  • 学術情報ネットワーク(SINET)の説明です。
  • 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)の説明です。
  • 正しい。ニューラルネットワークの説明です。

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