マルチメディア応用(全10問中4問目)

拡張現実(AR)に関する記述として,適切なものはどれか。

出典:平成28年春期 問100

  • 実際に搭載されているメモリの容量を超える記憶空間を作り出し,主記憶として使えるようにする技術
  • 実際の環境を捉えているカメラ映像などに,コンピュータが作り出す情報を重ね合わせて表示する技術
  • 人間の音声をコンピュータで解析してデジタル化し,コンピュータへの命令や文字入力などに利用する技術
  • 人間の推論や学習,言語理解の能力など知的な作業を,コンピュータを用いて模倣するための科学や技術
正解 問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:情報メディア
小分類:マルチメディア応用
解説
拡張現実(AR:Augmented Reality)は、現実世界の情報にデジタル合成などによって作られた情報を重ねて、人間から見た現実世界を拡張する技術です。VR(Virtual Reality,仮想現実)がCGなどで構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、ARは現実の一部を改変するという点が異なります。
実用例として、スマートフォンのカメラなどを通して現実の映像を表示し、そこにGPSなどによって得られた位置情報と、地図情報として保存されている飲食店やランドマークなどの情報(3DCGを含む)を付加する、というものがあります。これを使うと、利用者は対応機器を通して現実世界を眺めると、それだけでどこに何があるかを知ることができるようになります。

他にもアパレル業界において導入されているAR技術を用いた試着システムや、家具メーカーなどにおける購入前の家具やインテリアを画面上に映し出して、部屋とのマッチングを確認できる仕組みなどがあります。
  • 仮想記憶の説明です。
  • 正しい。拡張現実の説明です。
  • 音声認識技術の説明です。
  • 人工知能(AI)の説明です。

Pagetop