ネットワーク方式(全68問中16問目)

IoTシステム向けに使われる無線ネットワークであり,一般的な電池で数年以上の運用が可能な省電力性と,最大で数十kmの通信が可能な広域性を有するものはどれか。

出典:令和元年秋期 問81

  • LPWA
  • MDM
  • SDN
  • WPA2
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分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:ネットワーク方式
解説
LPWA(Low Power Wide Area)は、LP:LowPower=省電力、WA:WideArea=広範囲の名称の通り、省電力広範囲を特徴とする無線通信規格の総称です。伝送速度は遅いものの、省電力でWi-fiやBluetoothが届かない数キロメートルから数十キロメートル間の通信をカバーします。

IoT(Internet of Things)では、各所に配置された個々のIoTデバイスが内部バッテリーのみで長期間続けて稼働することになるので、バッテリー消費をいかに抑えるかがポイントになります。またIoTデバイス同士は、制御や情報取得のためにお互いに通信することになりますが、この個々の通信はそれほど大きいデータ量ではないので、通信回線の高速性は重要ではありません。
これらの特徴を踏まえると、IoTネットワークには省電力、低速、広範囲のネットワークが適していることになります。LPWAは、小型デバイスを多数配置した広範囲のIoTネットワークの運用を実現する手段として期待されています。

したがって「ア」が正解です。
  • 正しい。LPWAは、省電力・広範囲を特長とするIoT向けの無線ネットワークです。
  • Mobile Device Managementの略。組織が従業員に貸与し、業務に使用している複数のスマートフォン等のモバイル端末を遠隔から一元管理する仕組みです。
  • Software-Defined Networkingの略。ソフトウェア制御による動的で柔軟なネットワークを作り上げる技術の総称です。
  • Wi-Fi Protected Access 2の略。無線LANのセキュリティプロトコルです。

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