情報セキュリティ対策・実装技術(全209問中16問目)

電子メールにデジタル署名を付与することによって得られる効果だけを全て挙げたものはどれか。

  1. 可用性が向上する。
  2. 完全性が向上する。
  3. 機密性が向上する。

出典:令和4年春期 問70

  • a,b
  • a,c
  • b
  • b,c
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分野:テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ対策・実装技術
解説
機密性、完全性、可用性は、情報セキュリティマネジメントにおいて維持管理すべき三要素です。それぞれは以下のような性質を表します。
機密性(Confidentiality)
許可された正規のユーザーだけが情報にアクセスできる特性を示す
完全性(Integrity)
情報が完全で、改ざん・破壊されていない特性を示す
可用性(Availability)
ユーザーが必要な時に、必要な機能を利用可能である特性を示す
デジタル署名は、送信元の確認と改ざん検知を目的とした技術です。電子メールにデジタル署名をすることで、もし通信経路で改ざんがあってもそれを検知できるようになります。これによりデータの完全性が高まります。

したがって「b」が正解です。

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