システム活用促進・評価(全25問中6問目)

意思決定に役立つ知見を得ることなどが期待されており,大量かつ多種多様な形式でリアルタイム性を有する情報などの意味で用いられる言葉として,最も適切なものはどれか。

出典:平成31年春期 問28

  • ビッグデータ
  • ダイバーシティ
  • コアコンピタンス
  • クラウドファンディング
正解 問題へ
分野:ストラテジ系
中分類:システム戦略
小分類:システム活用促進・評価
解説
ビッグデータは、典型的なデータベースソフトウェアが把握し、蓄積し、運用し、分析できる能力を超えたサイズのデータを指す言葉で、一般的には数十テラバイトから数ペタバイトのデータがビッグデータとして扱われます。今まではデータ処理ができずに放っておかれていた多種多様なデジタルデータを活用し、事業に役立つ知見を導出する動きがトレンドになっています。

ビッグデータが持つ特性として「3つのV」があります。
Volume … データ容量
膨大なデータ量
Variety … データの多様性
テキスト、画像、音声といった多様な種類・形式のデータを含む
Velocity … データ生成速度・頻度
リアルタイムで収集できるデータ・秒単位など高頻度のデータ
ビッグデータの例としては、1日に何億回も発生するSNSへの投稿、インターネット検索データ、センサーネットワークで取得されるデータなどがあります。
  • 正しい。「3つのV」で言い表されるように、ビッグデータには、大量かつ多種多様な形式でリアルタイム性を有する情報という意味があります。
  • ダイバーシティは、多様性という意味で、企業活動に人種や性別などの違いから生じる様々な価値観を取り込むことによって、新たな価値の創造や組織のパフォーマンス向上につなげようとする考え方のことです。
  • コアコンピタンスは、長年の企業活動により蓄積された他社と差別化できる、または競争力の中核となる企業独自のノウハウや技術を指す言葉です。
  • クラウドファンディングは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の賛同者から資金を集める仕組みです。

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