システム開発技術(全120問中53問目)

システム開発プロセスには,システム要件定義,システム設計,プログラミング,テスト,ソフトウェア受入れがある。新規のシステム開発において,開発の初期の段階でシステム要件として定義するものはどれか。

出典:平成25年春期 問33

  • システムの機器構成
  • システムの開発標準
  • システムの対象範囲
  • システムのテスト計画
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分野:マネジメント系
中分類:システム開発技術
小分類:システム開発技術
解説
システム要件は、業務全体に定義された要件のうち「システム化の目標と範囲」「システムの機能・性能」などシステムに関する部分で必要とされる事項です。
システム要件定義では次のようなものを決定します。
  1. システム化目標、対象範囲
  2. システムの機能及び能力、ライフサイクル
  3. 業務、組織及び利用者の要件
  4. 信頼性、安全性、セキュリティ、人間工学、インターフェース、操作及び保守要件
  5. 設置条件及び適格性確認要件
システム要件定義が完了すると、定義されたシステム要件をシステムとしてどのように実現するかを決めるシステム設計工程へと引き継がれます。
  • 機器の構成はシステム要件を基に決定されるのでシステム設計で定義します。
  • 使用する開発標準はシステム設計で定義します。
  • 正しい。システムの対象範囲は、システム要件として定義します。
  • テストの要求事項及び予定はシステム設計で定義します。

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