平成22年秋期試験問題 問38

ソフトウェアの品質評価の基準である品質特性には,機能性,信頼性,使用性,効率性などがある。機能性に関するテストとして,適切なものはどれか。

  • 応答時間や処理時間など求められる性能が備わっていることを検証する。
  • 使用目的や要件に従って正しく動作することを検証する。
  • 必要な時に使用でき,故障時には速やかに回復できることを検証する。
  • 利用者にとって理解,習得,操作しやすいことを検証する。
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分野:マネジメント系
中分類:システム開発技術
小分類:システム開発技術
解説
ソフトウェアの品質特性とは、ソフトウェアの品質を評価する基準のことです。

ISO/IEC 9126(JIS X 0129-1)では、この評価基準として6つの特性とそれぞれの品質特性を細分化した21の副特性を定めています。今回は品質特性の意味だけを解説します。
機能性
目的から求められる必要な機能の実装の度合い
信頼性
機能が正常動作し続ける度合い
障害の起こりにくさの度合い
使用性
分かりやすさ、使いやすさの度合い
効率性
応答時間・処理時間・処理能力が一定の水準以上であるかの度合い
目的達成のために使用する資源の度合い
保守性
保守(改訂)作業に必要な労力の度合い
移植性
移植のしやすさ
別の環境へ移した際そのまま動作する度合い
選択肢のテスト内容を見てみると、機能性のテストであるのは「イ」ということになります。
  • 効率性のテスト内容です。
  • 正しい。
  • 信頼性のテスト内容です。
  • 使用性のテスト内容です。

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