テストの採点結果の分析に関する次の記述を読んで，四つの問いに答えよ。

　F教育機関では，P，Q，R，S，T，Uの六つの組がある。各組の受講生数は，P，Q組が35名，R組が25名，S，T，U組が30名である。このたび，6組共通のテストを行い，採点結果の分析を行うことになった。

〔テストの採点結果の分析の概要〕

• テストの問題数は10問で，1問を1点として，10点満点である。
• 図1は，テストの採点結果入力のワークシートである。ワークシートのセル B2～B36 には，P組の受講生の得点を入力する。同様に，ワークシートの列 C～G に，それぞれQ～U組の得点を入力する。
  
• テストの採点結果の分析は，得点の平均(以下，平均点という)及び標準偏差を使って行う。

　標準偏差は，得点のばらつきの度合いを表す指標である。受講生数がそれぞれ100人で，得点が1～4点に分布する表1の分布例1～5とその平均点及び標準偏差を例にとると，分布例1や分布例2のように，全員が同じ得点だった場合は，平均点に対して全く得点のばらつきがないことから標準偏差は0になる。また，分布例3～5のように，平均点が同じでも，得点のばらつきが大きいほど， 標準偏差は大きくなる。