ITパスポート試験 用語辞典

ガントチャート
【Gantt Chart】
棒グラフの一種で予定と実績を2本の横棒で並べて表した図。予定に対する実績がどうなっているかを視覚的に把握することができるので、プロジェクトのスケジュール管理などに用いられる。
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分野:
分野:マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトマネジメント
出題歴:
H21年春期問50 H24年春期問31
重要度:
(Wikipedia ガントチャートより)

ガントチャート(Gantt chart)とは、プロジェクト管理や生産管理などで工程管理に用いられる表のことである。棒グラフ(bar chartまたはbar graph)の一種でもあり、横棒によって作業の進捗状況を表す。

概要

1910年代に、アメリカ人の機械工学者であり経営コンサルタントでもあったヘンリー・ガントによって考案された。

プロジェクトを管理するために、プロジェクトの各段階を細かく作業単位まで展開(Work Breakdown Structureを参照)して木構造で階層を表示し、全体の作業の流れおよび進捗状況を表したものである。縦軸でWork Breakdown Structureを表して、作業内容・担当者・開始日・終了日・作業間の関連などを置き、横軸に日時(時間)をとって、横棒によって行う期間と進捗状況などを視覚的に示した図である。各作業の開始・終了時期、作業の流れ、進捗状況などが把握しやすく、プロジェクト管理者やメンバーにとって非常に有効な管理手段である。

ソフトウェア

表計算ソフト(Microsoft Excel、またはオープンオフィスやリブレオフィスのカルクなど)でグラフ機能や条件式を使っての作画も可能である。数多くのプロジェクト管理用の市販・無料ソフトも開発・提供されている。詳しくはを参照。 

ガントチャートの機能を含むプロジェクト管理ソフトウェアにはフリーソフトウェアではクロスプラットフォームの「OpenProj」や「ガントプロジェクト」、Webアプリケーションの「」や、「Redmine」などがある。市販ソフトでは、「Microsoft Project」、企業向けのIBM・アイログの「ILOG JViews」、SaaS形式の「Backlog」、「みんなでガント」「SynViz S2」などがある。

出題例

プロジェクトマネジメントのために作成する図のうち,進捗が進んでいたり遅れていたりする状況を視覚的に確認できる図として,最も適切なものはどれか。

[出典]ITパスポート 平成24年春期 問31

  • WBS
  • ガントチャート
  • 特性要因図
  • パレート図
正解 

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