全般統制と業務処理統制の違い

さくらさん  
(No.1)
全般統制と業務処理統制がいまいち理解できません。
分かりやすい覚え方などありましたら教えていただけると幸いです。

ちなみに来年の1/13に受験するつもりです。
2018.12.31 01:00
ばっかす9さん 
(No.2)
まずネットで「定義」を漁ってみました。

ITに係る全般統制とは、
  業務処理統制が有効に機能する環境を保証するための統制活動を意味し、
  業務処理統制の土台をなすものと位置づけることができます。
  日本版SOX法では、全般統制の具体的例として以下のような項目が挙げら
  れています。
  ・システムの開発、保守に係る管理
  ・システムの運用
  ・管理内外からのアクセス管理などシステムの安全性の確保
  ・外部委託に関する契約の管理
  ・リレーションシップ
  ・経営戦略とIT戦略との整合性

ITに係る業務処理統制とは、
  業務を管理するシステムにおいて、承認された業務がすべて正確に処理、
  記録されることを確保するために業務プロセスに組み込まれたITに係る
  内部統制を言います。
  日本版SOX法では、業務処理体制の具体例として以下のような項目が挙げ
  られています。
  ・入力情報の完全性、正確性、正当性等を確保する統制
  ・例外処理(エラー)の修正と再処理
  ・マスタ・データの維持管理
  ・システムの利用に関する認証、操作範囲の限定などアクセスの管理
(内部統制入門Naviより)

=====
  ざっくり私なりに要約すると
  「全般統制は、(複数の)システムの外側にまつわる方針・方向性」
  「業務処理統制は、(うちの1つの)システムの内側にかかる方針・方向性」
  と考えました。

  企業で運用するシステムは1つではありません。
  (複数の仕組みが連動してプロセスをこなします)
  プロセスの途中で、考え方やポリシーが異なるものがあると出力結果
  や整理の扱いが困難になります。

=====
例として・・・(消費税)
  売上のトータルで勘定(8%を計上)しても、売上に個別で勘定(8%を計上)
  してもどちらでも構いません。

  しかし、売上の金額によっては半端数(小数点以下)が出てきます。
  複数ある売上勘定を行うシステムが、各々バラバラで財務システムに
  リレーション(接続)したらどうなるでしょう。
  (再振り分けも困難だし、検算の考え方も異なります。面倒です。)

+++++
  消費税の考え方(トータル/個別,端数)をどうするかが「全般統制」
  その(全般統制の)方針・方向性に処理が沿っているかが「業務処理統制」

  と考える(意識する)とわかりやすいかもしれません。
  (全般統制の場合、必ず複数の仕組みの存在を想定するんですが・・・)

と、参考になれば幸いです。
  
2019.01.08 10:33
さくらさん  
(No.3)
返信が大変遅くなってしまって申し訳ありません。
分かりやすい説明どうもありがとうございます。
1/13に受けた試験に落ちてしまい、リベンジする為に今猛勉強中です!(次は27日に受験予定です)
2019.01.18 13:14

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