会計・財務(全77問中2問目)
No.2解説へ
A社では,1千万円を投資して営業支援システムを再構築することを検討している。現状の営業支援システムの運用費が5百万円/年,再構築後の営業支援システムの運用費が4百万円/年,再構築による新たな利益の増加が2百万円/年であるとき,この投資の回収期間は何年か。ここで,これら以外の効果,費用などは考慮しないものとし,計算結果は小数点以下第2位を四捨五入するものとする。
出典:令和6年春期 問20
- 2.5
- 3.3
- 5.0
- 10.0
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解説
システムの投資効果を評価するに当たり、投資の回収期間の長短でその投資の有利・不利を比較する方法が使用されることがあります。回収期間とは、投資から生み出された利益(キャッシュフロー)で投資額を回収できるまでの期間です。
営業支援システムを再構築した場合、営業支援システムの年間運営費が500万円から400万円になり100万円の削減、それとは別に新たな利益額が年間200万円生み出されることになります。つまり、1年間の投資効果は「100万円+200万円=300万円」です。
投資額は1,000万円ですから、回収期間は投資額を年間投資効果で除して、
1,000万円÷300万円=3.33…年
(小数点以下第2位四捨五入)3.3年
したがって「イ」が適切です。
営業支援システムを再構築した場合、営業支援システムの年間運営費が500万円から400万円になり100万円の削減、それとは別に新たな利益額が年間200万円生み出されることになります。つまり、1年間の投資効果は「100万円+200万円=300万円」です。
投資額は1,000万円ですから、回収期間は投資額を年間投資効果で除して、
1,000万円÷300万円=3.33…年
(小数点以下第2位四捨五入)3.3年
したがって「イ」が適切です。
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