経営・組織論(全53問中38問目)

情報システム部員の技術スキル習得に関する施策のうち,OJTに該当するものはどれか。

出典:平成23年秋期 問 1

  • 参画しているプロジェクトにおいて,モデル化のスキルを習得するため,一部の業務プロセスのモデル化を担当した。
  • 数年後のキャリアや将来像を描き,そのために必要となるスキルの洗い出しや習得のための計画を自主的に策定した。
  • セキュリティに関するスキルを習得するため,専門性の高い社外のセミナーに参加した。
  • 本年度の業務目標のーつとして,今後必要なスキルの習得を通信教育によって行うことを,上司と合意した。
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分野:ストラテジ系
中分類:企業活動
小分類:経営・組織論
解説
OJT(On the Job Training)は、職場内訓練とも呼ばれ実際の現場で上司や先輩の指導のもとで仕事を習得させていく教育方法です。OJTに対して職場を離れた場所で行われる人材教育をOff-JT(オフザジョブトレーニング)と呼びます。

手順としては一般的に
  • 最初に上司や先輩が作業をして見せる。
  • 作業についての説明をしたり質問を受ける。
  • 実際に本人に仕事をやらせてみる。
  • 追加の指導やトレーニングを繰り返しながらフォローを少しずつ減らし、技能を習得させていく。
上記の流れで実施されます。

選択肢の中では、プロジェクトにおいて実際に「モデル化を担当」させることによって「モデル化のスキルを習得」させようとした「ア」がOJTに該当します。

この他にも情報処理技術者試験での出題歴がある教育技法には以下のようなものがあります。
インバスケット
一定時間内に数多くの問題を処理させることによって,問題の関連性,緊急性,重要性などに対する総合的判断力を高める技法
ケーススタディ
特定の事例を題材にして、問題解決や意思決定について議論する学習方法
ロールプレイング
参加者に特定の役割を演技させることによって,各立場の理解や問題解決力を高める教育技法

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