業務分析・データ利活用(全54問中5問目)
No.5解説へ
AIの活用領域の一つである自然言語処理が利用されている事例として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- Webサイト上で,日本語の文章を入力すると即座に他言語に翻訳される。
- 災害時にSNSに投稿された文字情報をリアルタイムで収集し,地名と災害情報などを解析して被災状況を把握する。
- スマートスピーカーを利用して,音声によって家電の操作や音楽の再生を行う。
- 駐車場の出入口に設置したカメラでナンバープレートを撮影して,文字認識処理をし,精算済みの車両がゲートに近付くと自動で開く。
出典:令和5年春期 問14
- a,b,c
- a,b,d
- a,c,d
- b,c,d
正解 ア問題へ
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解説
AIの活用領域には、音声認識、画像認識、自然言語処理があります。自然言語処理とは、人間が普段使っている言葉をコンピュータに処理させる技術を扱う分野で、言葉を分析し、理解し、生成するなどの処理を行います。機械翻訳、テキストマイニング、情報抽出、対話システムなどに利用されています。
事例ごとにどの技術が用いられているか考えていきます。
事例ごとにどの技術が用いられているか考えていきます。
- 適切。機械翻訳は自然言語処理の代表的な利用例です。
- 適切。日常的な文章や会話の意味を理解し、必要な情報を抽出しているので自然言語処理が使われています。
- 適切。人間の発した音声を文字にする処理には音声認識が、その言葉を理解して適切な指示を出す処理には自然言語処理が使われています。
- 不適切。ナンバープレートの画像から文字を認識するのには画像認識が使われています。しかし、画像認識によりAIが認識するのは画素を数値化した識別記号に過ぎないので、自然言語処理をしているとは言えません。
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