知的財産権(全64問中15問目)

著作権法の保護対象として,適切なものはどれか。

出典:平成31年春期 問 9

  • プログラム内の情報検索機能に関するアルゴリズム
  • プログラムの処理内容を記述したプログラム仕様書
  • プログラムを作成するためのコーディングルール
  • プログラムをほかのシステムが使うためのインタフェース規約
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分野:ストラテジ系
中分類:法務
小分類:知的財産権
解説
著作権法が保護対象とするのは、文芸、学術、音楽、美術などのように思想または感情を創作物に表現したものや、その創作者の権利です。

ただし、プログラム関連の著作物のうち以下の3つについては保護対象外であると規定されています(著作権法10条3項)。
  1. プログラム言語(プログラムを書くのに用いる言語及び文法)
  2. 規約(インタフェースやプロトコル、コーディング規則など)
  3. 解法(アルゴリズム、論理手順など)
これに該当しなければ著作物として保護されます。プログラム関連でいえば、データベースやマニュアル及び仕様書などのドキュメント類、OSを含むソフトウェア、ソースコードなどが保護対象となります。

したがって、選択肢のうち著作権法の保護対象となるものは「イ」のプログラム仕様書だけです。
  • "解法"に該当するので保護対象外です。
  • 正しい。ドキュメント類は文書著作物として保護対象になります。
  • "規約"に該当するため保護対象外です。
  • "規約"に該当するため保護対象外です。

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