セキュリティ関連法規(全35問中27問目)
No.27解説へ
不正アクセス禁止法において,規制されている行為はどれか。
出典:平成25年秋期 問27
- ウイルスに感染した個人所有のPCから会社ヘメールを送信して,ウイルスを社内へ広めた。
- 会社でサーバにアクセスして,自宅で業務を行うための情報をUSBメモリにダウンロードして持ち帰った。
- 会社の不法行為を知って,その情報を第三者の運営するWebサイトの掲示板で公開した。
- 他人のネットワークアクセス用のIDとパスワードを,本人に無断でアクセス権限のない第三者に教えた。
正解 エ問題へ
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解説
不正アクセス禁止法は、コンピュータネットワークに接続できる環境で、本人の承諾なしに他人のID・パスワード等を使って認証が必要なページに接続する行為、および、本人に許可なく第三者へIDとパスワードを教えるなどの助長行為の禁止を定めた法律です。
不正アクセス罪が成立するためには、以下の4つの要件を満たすことが必要となります。
不正アクセス罪が成立するためには、以下の4つの要件を満たすことが必要となります。
- 特定電子計算機、すなわちコンピュータ・ネットワークに接続されているコンピュータに対して行われたものであること。
- コンピュータ・ネットワークを通じて特定電子計算機へのアクセスが行われたものであること。
- 他人の識別符号(IDやパスワード)又はアクセス制御機能による特定利用の制限を免れることができる情報又は指令が入力されたものであること。
- アクセス制御機能によって制限されている特定利用をすることができる状態にさせたもの(一部のセキュリティ・ホール攻撃のように、特定利用をすることができる状態に止まらず、特定利用をしてしまう行為をも含む。)であること。
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