セキュリティ関連法規(全35問中29問目)
No.29解説へ
不正アクセス行為の禁止等に関する法律で禁止されている行為はどれか。
出典:平成24年春期 問 4
- OSなどに存在するセキュリティ上の弱点を電気通信回線を通じて攻撃してコンピュータを不正利用する行為
- 営業秘密や営業上のノウハウの盗用などの不正行為
- 他人を誹誇中傷する内容をホームページや掲示板などへ掲載する行為
- 本人に対して個人情報の利用目的を隠し,不正な手段で取得する行為
正解 ア問題へ
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解説
不正アクセス禁止法は、コンピュータネットワークに接続できる環境で、本人の承諾なしに他人のID・パスワード等を使って認証が必要なページに接続する行為、および本人に許可なく第三者へIDとパスワードを教えるなどの助長行為の禁止を定めた法律です。
この法律では、不正アクセス行為が成立するため必要となる4つの要件を定めています。
この法律では、不正アクセス行為が成立するため必要となる4つの要件を定めています。
- 特定電子計算機、すなわちコンピュータ・ネットワークに接続されているコンピュータに対して行われたものであること。
- コンピュータ・ネットワークを通じて特定電子計算機へのアクセスが行われたものであること。
- 他人の識別符号又はアクセス制御機能による特定利用の制限を免れることができる情報又は指令が入力されたものであること。
- アクセス制御機能によって制限されている特定利用をすることができる状態にさせたもの(一部のセキュリティ・ホール攻撃のように、特定利用をすることができる状態に止まらず、特定利用をしてしまう行為をも含む。)であること。
- 正しい。対象コンピュータのセキュリティホールを悪用して不正利用する行為は不正アクセス禁止法で禁止されます。
- 不正競争防止法で禁止されている行為です。
- 刑法の名誉棄損罪や侮辱罪に該当する行為です。
- 個人情報保護法で禁止されている行為です。
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