労働関連・取引関連法規(全28問中3問目)

労働者派遣に関する記述a~cのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  1. 派遣契約の種類によらず派遣労働者の選任は派遣先が行う。
  2. 派遣労働者であった者を,派遣元との雇用期間が終了後,派遣先が雇用してもよい。
  3. 派遣労働者の給与を派遣先が支払う。

出典:令和3年春期 問12

  • a
  • a,b
  • b
  • b,c
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分野:ストラテジ系
中分類:法務
小分類:労働関連・取引関連法規
解説
  1. 不適切。紹介予定派遣に該当する場合を除き、派遣先が派遣労働者を選ぶことはできません。また、派遣先は①派遣労働者の性別や年齢の指定、②履歴書の事前送付、③事前面接の要求など、派遣労働者を特定することを目的である行為をしないように努めなければなりません。
    ※紹介予定派遣とは、一定期間の派遣期間の後に常時雇用することを前提とした派遣形態のことです。
  2. 適切。派遣元は、派遣労働者に対し、派遣期間終了後に派遣先に雇用されることを制限してはいけません。したがって、派遣期間の終了後に、派遣先がその派遣労働者を雇用しても問題ありません。
  3. 不適切。労働者派遣契約では、雇用関係は派遣元と派遣労働者の間にあります。よって、派遣労働者の賃金は派遣元が支払います。派遣先から派遣元に派遣料金が支払われ、その中から派遣元が派遣労働者に支払うという流れです。
適切なものは「b」だけなので「ウ」が正解です。

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