知的財産権(全64問中35問目)
No.35解説へ
特許戦略の一つであるクロスライセンスの説明として,最も適切なものはどれか。
出典:平成26年秋期 問10
- 自社にない技術を有する企業を吸収合併することによって,その企業が有する特許を得ること
- 自社に不足する技術を補完して特許出願を行うために,自社以外の組織との共同研究を実施すること
- 自社の特許を他社に開放し,その対価としてそれに見合ったロイヤルティを得ること
- 特許の権利者同士がそれぞれの所有する権利に関して,相互にその使用を許諾すること
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解説
クロスライセンスは、2つ以上の企業や団体が互いに自らの持つ特許の実施権を許諾しあうことを定めた契約です。
一般的に相手が持つ特許を使用する際には使用料を支払わなければなりませんが、クロスライセンスを締結した場合には自分の特許実施権を許諾するかわりに、使用料を支払わずに相手の特許を利用することができるので、ライセンス契約を締結するお互いにメリットがあります。
したがって適切な記述は「エ」です。
一般的に相手が持つ特許を使用する際には使用料を支払わなければなりませんが、クロスライセンスを締結した場合には自分の特許実施権を許諾するかわりに、使用料を支払わずに相手の特許を利用することができるので、ライセンス契約を締結するお互いにメリットがあります。
したがって適切な記述は「エ」です。
- M&Aによる特許の取得です。
- 共同研究契約に関する記述です。
- 特許のオープン化戦略の説明です。
- 正しい。クロスライセンスの説明です。
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