その他の法律・ガイドライン(全46問中6問目)
No.6解説へ
企業が社会の信頼に応えていくために,法令を遵守することはもちろん,社会的規範などの基本的なルールに従って活動する,いわゆるコンプライアンスが求められている。a~dのうち,コンプライアンスとして考慮しなければならないものだけを全て挙げたものはどれか。
- 交通ルールの遵守
- 公務員接待の禁止
- 自社の就業規則の遵守
- 他者の知的財産権の尊重
出典:令和2年秋期 問 2
- a,b,c
- a,b,c,d
- a,c,d
- b,c,d
正解 イ問題へ
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解説
コンプライアンスは、企業倫理に基づき、ルール、マニュアル、チェックシステムなどを整備し、法令や社会規範を遵守した企業活動を行うことです。単に法令を遵守するという意味に留まらず、各種のガイドラインや業界規則、明文化されていない社会通念や慣習、社会倫理等をも考慮して行動するという意味が含まれます。
近年、法令違反による信頼の失墜や、それが波及した法律の厳罰化などが事業継続に大きな影響を与える事例が頻発しているため、コンプライアンスを重視した企業活動というものがかつてないほど重要になってきています。
近年、法令違反による信頼の失墜や、それが波及した法律の厳罰化などが事業継続に大きな影響を与える事例が頻発しているため、コンプライアンスを重視した企業活動というものがかつてないほど重要になってきています。
- 正しい。交通ルールを守ることは道路交通法上、社会倫理上当然のことです。
- 正しい。公務員が職務上の利害関係を有する者から金品や物品の贈与を受けたり、接待を受けたりすることは公務員の倫理規定で禁止されています。これを認識して行動するのもコンプライアンスの1つです。
- 正しい。適切な社内規則を整備し、従業員にその社内規則を順守させるのもコンプライアンス活動の1つです。
- 正しい。知的財産権は法令で保護されていますから当然に尊重されなければなりません。他人の知的財産権を無断使用する企業は、コンプライアンス意識がないとみなされても仕方がありません。
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