マーケティング(全36問中19問目)
No.19解説へ
マーケティングにおけるセグメンテーションとして,消費者を,商品購入に対する態度で分類することがある。オピニオンリーダーと呼ばれる消費者の商品購入に対する態度として,適切なものはどれか。
出典:平成27年秋期 問18
- 商品が普及した後に,その商品に関する自分の評価を友人や知人に伝える。
- 商品の購入を決めるに当たって,友人の評価や世間の評判を参考にする。
- 新商品の販売開始を待って,友人や知人に先駆けて入手することに意欲を燃やす。
- 新商品を販売初期の段階で購入し,その商品に関する情報を友人や知人に伝える。
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解説
革新的な商品・サービスなどのイノベーションの普及に関する理論に「イノベータ理論」というものがあります。この理論では、商品購入の態度を新商品購入の早い順に5つの層に分類しています。
- イノベータ(Innovators:革新者)
- 冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。
- アーリーアダプタ(Early Adopters:初期採用者)
- 流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。
- アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者)
- 比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。
- レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者)
- 比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。
- ラガード(Laggards:遅滞者)
- 最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。
- オピニオンリーダーは、商品普及後ではなく販売初期段階で購入し、その商品に関する自分の評価を友人や知人に伝える人達です。
- レイトマジョリティやラガードの行動・態度です。
- イノベーターの行動・態度です。
- 正しい。オピニオンリーダーの行動・態度です。
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