経営戦略手法(全61問中34問目)
No.34解説へ
SWOT分析で用いる四つの視点の一つである"脅威"になり得る事例はどれか。
出典:平成25年秋期 問18
- 家電メーカーA社:技術力の低下によって,新製品開発件数が減少している。
- 自動車販売会社B社:営業員のモチベーションが以前に比べて下降気味である。
- ブランドショップC社:ブランド好感度が下がってきている。
- 輸出企業D社:為替レートが円高基調で推移している。
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解説
SWOT分析は、企業の置かれている経営環境を分析し、今後の戦略立案に活かす手法のひとつです。
「SWOT」は、
それぞれの事例を「内部環境 or 外部環境」、および自社に及ぼす影響の「良い or 悪い」の2軸で分類してみると、
「SWOT」は、
- S ・・・ Strength(強み)
- W ・・・ Weakness(弱み・弱点)
- O ・・・ Opportunity(機会)
- T ・・・ Threat(脅威)
それぞれの事例を「内部環境 or 外部環境」、および自社に及ぼす影響の「良い or 悪い」の2軸で分類してみると、
- 技術力の低下は自社の要因なので「内部環境」、影響は「悪い」ので、この事例は「弱み」に分類されます。
- モチベーションの低下は自社の要因なので「内部環境」、影響は「悪い」ので、この事例は「弱み」に分類されます。
- 好感度の低下は自社の環境なので「内部環境」、影響は「悪い」ので、この事例は「弱み」に分類されます。
- 正しい。為替レートの変動は自社で制御することができない要因なので「外部環境」、輸出企業は円高になると得られる利益が少なくなるので影響は「悪い」、したがってこの事例は「脅威」に分類されます。
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