経営戦略手法(全61問中5問目)
No.5解説へ
複数の企業が,研究開発を共同で行って新しい事業を展開したいと思っている。共同出資によって,新しい会社を組織する形態として,適切なものはどれか。
出典:令和2年秋期 問17
- M&A
- クロスライセンス
- ジョイントベンチャー
- スピンオフ
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解説
ジョイントベンチャーは、日本語では合弁企業と言われ、複数の企業が出資し合って組織され、相互の利益のために共同で経営を行う会社のことです。出資を分担するので投資リスクを抑えつつ、各企業が持つ強みを活用した事業運営ができることがメリットとして挙げられます。一方、事業方針の食い違いによる対立や、技術・ノウハウの流出が起こり得るのがデメリットと言えます。
したがって「ウ」が正解です。
したがって「ウ」が正解です。
- M&Aは、合併と買収の略で、吸収合併や買収により他社を子会社化し、自社の経営資源とすることで競争力を強化する経営手法です。
- クロスライセンスは、2つ以上の企業や団体が自らの持つ特許等の知的財産権の実施を互いに許諾し合うことをいいます。
- 正しい。ジョイントベンチャーは共同出資によって新会社を作る形態です。
- スピンオフ(spin-off)は、一般に派生や副産物を表す言葉として認識されていますが、経営戦略上のスピンオフは、ある事業目的のため既存の会社の一部を分割し、元の会社との関係を保ったまま別の会社として独立させることを意味します。
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