IoTシステム・組込みシステム(全20問中1問目)

史跡などにスマートフォンを向けると,昔あった建物の画像や説明情報を現実の風景と重ねるように表示して,観光案内をできるようにした。ここで活用した仕組みを表す用語として,最も適切なものはどれか。

出典:令和6年春期 問25

  • AR
  • GUI
  • VR
  • メタバース
正解 問題へ
分野:ストラテジ系
中分類:ビジネスインダストリ
小分類:IoTシステム・組込みシステム
解説
  • 正しい。AR(Augmented Reality)は、拡張現実とも呼ばれ、現実世界の情報にデジタル合成などによって作られた情報を重ねて、人間が見る現実世界を拡張する技術です。VR(Virtual Reality)がコンピュータグラフィックスなどで構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、ARは現実の一部を改変するという点が異なります。設問で挙げられている地図案内のほかにも、ポケモンGOやドラクエウォークなどのゲームアプリ、家具や家電の配置シミュレーション、髪型や衣装のフィッティングなどの活用事例があります。
  • Graphical User Interfaceの略。現在のPCでは当たり前になっている、画面上にアイコンやメニューなどの操作対象や選択項目を表示し、それをマウスなどのポインティングデバイスによって操作することでコンピュータを操作する仕組みです。
  • Virtual Realityの略で仮想現実のこと。コンピュータなどによって作り出された世界をコンピュータグラフィックスなどを利用してユーザーに体験させる技術です。見せるだけではなく、ユーザーが仮想世界に働きかけることもでき、人間の五感のいずれかにその反応が返ってくることで人工的な現実感を味わうことができます。
  • メタバースは、多くのユーザーがアバターを使ってコミュニケーションを取ることができるインターネット上の仮想空間であって、自己投射性・没入感、リアルタイム性、オープン性などを備えるものをいいます。メタ(超越)とユニバース(宇宙)を合わせた造語です。

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