ビジネスシステム(全34問中3問目)
No.3解説へ
スマートフォンに内蔵された非接触型ICチップと外部のRFIDリーダーによって,実現しているサービスの事例だけを全て挙げたものはどれか。
- 移動中の通話の際に基地局を自動的に切り替えて通話を保持する。
- 駅の自動改札を通過する際の定期券として利用する。
- 海外でも国内と同じ電子メールなどのサービスを利用する。
- 決済手続情報を得るためにQRコードを読み込む。
出典:令和5年春期 問12
- a,b,c,d
- a,b,d
- b
- b,d
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解説
RFID(Radio Frequency Identification)は、ID情報を埋め込んだICチップと電磁界や電波を用いることで、数cm~数mの範囲で無線により情報のやり取りを行う技術です。交通系ICカード、スマートフォンへの搭載、自動レジ、物流や在庫の荷物管理、入退室管理など様々な活用例があります。
- 誤り。ハンドオーバーに関する記述であり、RFIDとは無関係です。基地局同士で情報をやり取りすることにより実現されている仕組みです。
- 正しい。交通系ICカードの機能をスマートフォンアプリとして利用できるサービスには、RFIDの仕組みが使われています。スマートフォンにはカードと同じようにICチップが埋め込まれており、これが改札機に搭載されているRFIDリーダーと通信を行っています。
- 誤り。ローミングに関する記述であり、RFIDとは無関係です。契約している通信事業者のサービスエリア外でも、他の通信事業者の回線を借りることによって通信サービスを利用できる仕組みです。
- 誤り。QRコード決済は、スマートフォンの画面に表示されたQRコードを、店舗のQRコードリーダーが読み込むことによって実現されています。ICチップとRFIDリーダーの通信ではありません。
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