e-ビジネス(全35問中6問目)

犯罪によって得た資金を正当な手段で得たように見せかける行為を防ぐために,金融機関などが実施する取組を表す用語として,最も適切なものはどれか。

出典:令和5年春期 問30

  • AML(Anti-Money Laundering)
  • インサイダー取引規制
  • スキミング
  • フィッシング
正解 問題へ
分野:ストラテジ系
中分類:ビジネスインダストリ
小分類:e-ビジネス
解説
  • 正しい。AML(Anti-Money Laundering)は、マネーロンダリングを防止するために犯罪収益移転防止法に基づいて金融機関等が実施する、取引時の確認、取引記録の作成・保存、疑わしい取引の届出などの一連の取組みのことです。
    マネーロンダリングとは、金融犯罪や麻薬取引、組織犯罪など違法な取引によって得たお金を、架空口座を転々とさせたり入出金を繰返し行うことによりその出所や真の所有者が分からないようにし、あたかも正当な手段で得た資金であるかのように見せかける行為です。
  • インサイダー取引規制は、業務等に関する非公開の重要事実を知った役員等の内部関係者が、その情報を利用して市場で株式や債券の売買を行い、不当な利益を得ることを禁止する金融商品取引法上の規制です。
  • スキミングは、不正利用や情報窃取を目的として、磁気ストライプカードの情報を不正に読み取る行為です。情報が暗号化されて記録されているICカードは、スキミング被害に遭いにくい構造です。
  • フィッシングは、実際の企業を装ったWebサイトやメールを使ってユーザーを誘い、偽サイトに誘導するなどして個人情報を不正に取得する行為です。

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