情報システム戦略(全20問中2問目)
No.2解説へ
業務と情報システムを最適にすることを目的に,例えばビジネス,データ,アプリケーション及び技術の四つの階層において,まず現状を把握し,目標とする理想像を設定する。次に現状と理想との乖離を明確にし,目標とする理想像に向けた改善活動を移行計画として定義する。このような最適化の手法として,最も適切なものはどれか。
出典:令和4年春期 問 7
- BI(Business Intelligence)
- EA(Enterprise Architecture)
- MOT(Management of Technology)
- SOA(Service Oriented Architecture)
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解説
- BI(Business Intelligence)は、業務システムに蓄積された膨大なデータを分析・加工・見える化することで必要な情報を引き出し、ビジネスの意思決定に役立てる手法や技術です。
- 正しい。EA(Enterprise Architecture)は、社会環境や情報技術の変化に素早く対応できるよう、全体最適の観点から業務とシステムを同時に改善していくためのフレームワークです。理想像とするTo-Beモデルを作成し、現状のシステムであるAs-Isモデルと比較することで、目標とする次期モデルを作成していきます。業務とシステム構造を、ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジの4つの体系で表すことが特徴です。
- MOT(Management of Technology)は、技術経営とも呼ばれ、技術開発の成果によって事業利益を獲得することを目的とした経営手法です。イノベーションの創出を推進し、技術資産を豊富に蓄えることで市場競争力を強化します。
- SOA(Service Oriented Architecture)は、利用者から見た各業務システムの機能をいくつかの独立した部品に分けてサービスとして定義し、業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする手法です。
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