システム化計画(全23問中14問目)
No.14解説へ
システムのライフサイクルを企画プロセス,要件定義プロセス,開発プロセス,運用プロセス,保守プロセスに分けたとき,企画プロセスの完了時の状態として適切なものはどれか。
出典:平成25年秋期 問19
- 経営目標を達成するために必要なシステム化の範囲,システム構成及び基本的なアーキテクチャが決定されている。
- システムに対する要件及び制約事項が決定されている。
- システム要件に照らして最適化されたソフトウェアの要件が決定されている。
- 対象システムを含む業務や運用のための組織に関する要件が決定されている。
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解説
システムライフサイクルとは、システム開発において構想から廃棄に至るまでの一連のライフサイクルのことで、各プロセスの役割を端的に言い表すと次のようになります。
- 企画プロセス
- 経営事業の目的・目標を達成するために必要とされるシステムに対する基本方針をまとめ、実施計画を得る。
- 要件定義プロセス
- 利害関係者ニーズの識別と制約事項の定義を行い、新たに構築する業務、システムの仕様、及びIT化の範囲と機能を明確にし、それらをシステム取得者側の利害関係者間で合意する。
- 開発プロセス
- 要求事項をもとに、顧客のニーズに合ったシステム/ソフトウェアを開発する。
- 運用プロセス
- 当初の目的の環境で、システム/ソフトウェア製品を運用する。
- 保守プロセス
- 運用中のシステム/ソフトウェアに対する変更や機能改善への対応、プログラムの欠陥への対応のためにプログラムの修正を実施する。
- 経営層及び各部門からシステムに関係する要求事項が集められ、かつ、合意される。
- 要求事項に基づいたシステム化の範囲およびシステム構成、基本的なアーキテクチャが定義される。
- システムを実現するための実施計画が策定され、かつ、合意される。
- 正しい。企画プロセス完了時の状態です。
- 要件定義プロセス完了時の状態です。
- 開発プロセスで決定される事項です。
- 要件定義プロセス完了時の状態です。
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