要件定義(全20問中4問目)
No.4解説へ
A社は,営業担当者が日々のセールス活動で利用する営業部門内システムの構築プロジェクトを進めている。このプロジェクトは,システム開発部門長がプロジェクトマネージャとなり,システム開発部門から選ばれたメンバーによって編成されている。当該システムの業務要件定義を完了するための主要な手続として,適切なものはどれか。
出典:平成30年秋期 問17
- 営業活動方針を基にプロジェクトメンバーが描いたシステムのあるべき姿を,営業企画担当者に提出する。
- 営業部門長と営業担当者から聴取した業務ニーズをプロジェクトメンバーが整理・要約し,営業部門長と合意する。
- 業務要件としてプロジェクトメンバーが作成したセールス活動の現状の業務フローを,営業担当者に報告する。
- ブレーンストーミングによってプロジェクトメンバーが洗い出した業務要件を,プロジェクトマネージャが承認する。
広告
解説
業務要件定義とは、システム開発において新たに構築する業務システムの仕様、及びシステム化の範囲を機能を明確にし、システム利用者(取得者)側の利害関係者間で合意するプロセスです。
設問の事例では、構築するシステムの利用者は営業担当者になります。このため要件定義の作業に当たりプロジェクトメンバーは、営業部門のニーズを抽出し、評価し、それらを取りまとめ、利用者部門の責任者である営業部門長の合意を得る必要があります。
したがって「イ」が適切です。他の選択肢は、利用者となる営業部門に対して「要件の引き出し」を実施していないため不適切です。
設問の事例では、構築するシステムの利用者は営業担当者になります。このため要件定義の作業に当たりプロジェクトメンバーは、営業部門のニーズを抽出し、評価し、それらを取りまとめ、利用者部門の責任者である営業部門長の合意を得る必要があります。
したがって「イ」が適切です。他の選択肢は、利用者となる営業部門に対して「要件の引き出し」を実施していないため不適切です。
広告