調達計画・実施(全25問中5問目)
No.5解説へ
システム導入を検討している企業や官公庁などがRFIを実施する目的として,最も適切なものはどれか。
出典:令和元年秋期 問16
- ベンダー企業からシステムの詳細な見積金額を入手し,契約金額を確定する。
- ベンダー企業から情報収集を行い,システムの技術的な課題や実現性を把握する。
- ベンダー企業との認識のずれをなくし,取引を適正化する。
- ベンダー企業に提案書の提出を求め,発注先を決定する。
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解説
RFI(Request for Information,情報提供依頼書)は、企業・組織がシステム調達や業務委託をする場合や、初めての取引となるベンダー企業に対して情報の提供を依頼すること、またはその際に提出される文書のことをいいます。RFIを発行することによって相手方が保有する技術・経験や、情報技術動向および導入予定のシステムが技術的に実現可能であるかなどを確認することができます。この情報は要件定義や発注先候補の選定に利用できます。その後、自社の要求を取りまとめたRFP(Request for Proposal:提案依頼書)が発注先候補に対して発行されることになります。
したがって「イ」が適切な目的です。
システム調達における基本的な流れは次の通りです。
したがって「イ」が適切な目的です。
システム調達における基本的な流れは次の通りです。
- 情報提供依頼(RFI:Request For Information)
- 提案依頼書(RFP:Request For Proposal)の作成と配付
- 選定基準の作成
- ベンダー企業からの提案書及び見積書の入手
- 提案内容の比較評価
- 調達先の選定
- 契約締結
- 見積書の提出を求めることはRFQ(Request for Quotation)といいます。
- 正しい。RFIはベンダー企業から情報を収集することを目的とします。
- 共通フレームを利用する目的です。
- 提案書の提出を求めることはRFP(Request for Proposal)といいます。
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