令和元年秋期試験問題 問1
問1解説へ
労働者派遣法に基づき, A社がY氏をB社へ派遣することとなった。このときに成立する関係として,適切なものはどれか。
- A社とB社との間の委託関係
- A社とY氏との間の労働者派遣契約関係
- B社とY氏との間の雇用関係
- B社とY氏との間の指揮命令関係
正解 エ問題へ
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解説
労働者派遣契約は、派遣元企業の従業員が、派遣先企業の指揮命令の下で業務に従事できるようにした労働契約です。労働者派遣契約では、雇用関係は派遣元企業と派遣労働者の間に、指揮命令関係は派遣先企業と派遣労働者の間に成立します。本問では、A社が派遣元企業、B社が派遣先企業、Y氏が派遣労働者となります。これを踏まえて各記述の正誤を判断します。
- A社とB社の間には労働者派遣契約関係が成立します。
- A社(派遣元企業)とY氏の間には雇用関係が成立します。
- B社(派遣先企業)とY氏の間には指揮命令関係が成立します。
- 正しい。Y氏は派遣先企業であるB社の指揮命令の下で業務に従事することとなります。
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