令和元年秋期試験問題 問33
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RPA(Robotic Process Automation)の事例として,最も適切なものはどれか。
- 高度で非定型な判断だけを人間の代わりに自動で行うソフトウェアが,求人サイトにエントリーされたデータから採用候補者を選定する。
- 人間の形をしたロボットが,銀行の窓口での接客など非定型な業務を自動で行う。
- ルール化された定型的な操作を人間の代わりに自動で行うソフトウェアが,インターネットで受け付けた注文データを配送システムに転記する。
- ロボットが,工場の製造現場で組立てなどの定型的な作業を人間の代わりに自動で行う。
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解説
RPA(Robotic Process Automation)は、これまで人間が行ってきた定型的なパソコン操作を、コンピュータ上で動作するソフトウェアのロボットにより自動化するものです。具体的には、ユーザー・インターフェース上の操作を認識する技術とワークフロー実行を組み合わせ、表計算ソフト、Webブラウザ、メールソフト、ERP(基幹業務システム)など複数のアプリケーションを使用する一連の業務プロセスをオートメーション化します。主に間接部門の業務を効率化するために使用されます。
RPAは導入することで大きな効果が期待できる一方で、何でもできる万能のツールではありません。RPAにできること・できないことを理解して、対象業務を選ぶことが重要と言えます。RPAに任せることが適しているのは、決まった手順によって繰り返し行う定型的なPC作業です。
RPAは導入することで大きな効果が期待できる一方で、何でもできる万能のツールではありません。RPAにできること・できないことを理解して、対象業務を選ぶことが重要と言えます。RPAに任せることが適しているのは、決まった手順によって繰り返し行う定型的なPC作業です。
- RPAが代替するのは定型業務です。本肢は「高度で非定型な判断」を行う事例なので誤りです。
- ハードウェアである「人間の形をしたロボット」を使う点、及び「非定型な業務」を扱う点で誤りです。
- 正しい。コンピュータ上で行う「定型業務」を「ソフトウェア」の力によって自動化するのがRPAです。
- RPAはソフトウェアの機能によって事務作業の自動化を行う仕組みです。工場で動くハードウェアロボットはRPAの対象ではありません。
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