平成23年特別試験問題 問5
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ソフトウェアライフサイクルを企画プロセス,要件定義プロセス,開発プロセス,運用プロセスに分けたとき,企画プロセスの成果として,適切なものはどれか。
- 開発するソフトウェアの要件が定義され,レビューされている。
- システムに対する要件と制約条件が定義され,合意されている。
- システムを実現するための実施計画が策定され,承認されている。
- データベースが最上位のレベルで設計され,レビューされている。
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解説
共通フレーム2007では各プロセスの目的を次のように説明しています。
- 企画プロセス
- 経営事業の目的,目標を達成するために必要なシステムに関係する要求事項の集合とシステム化の方針,及び,システムを実現するための実施計画を得ること。
- 要件定義プロセス
- 新たに構築する(あるいは再構築する)業務,システムの仕様を明確化し,それをベースにIT化範囲とその機能を具体的に明示することである。また,関連する組織およびシステムに対する制約条件を明確にし,定義された内容について取得者側の利害関係者間で合意すること。
- 開発プロセス
- 一組の要求を,顧客が記述したニーズに合ったソフトウェア製品又はソフトウェアを中心とするシステムに変換すること。
- 運用プロセス
- 意図された環境下でシステム,ソフトウェア製品を運用すること,及びシステム,ソフトウェア製品の顧客に支援を提供すること。
- 開発プロセスで実施される「ソフトウェア要件定義」の成果です。
- 要件定義プロセスで実施される「利害関係者要件の定義」の成果です。
- 正しい。企画プロセスで実施される「システム化計画の立案」の成果です。
- 開発プロセスで実施される「ソフトウェア方式設計」の成果です。
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