平成24年春期試験問題 問100

問97~100は、中問Dの問題文を読んでから回答してください。
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表計算ソフトを使ってチェック数字を求めることにした。チェック数字を求める次のワークシート中のセルN2に入れる適切な式はどれか。このワークシートは,セルB2~M2に数字を入力することで,繰り返し使うものとする。
  • セルB1~Nlに,ISBNコードの桁数を表す数値を入力する。
  • セルB2~M2に,ISBNコードの1~12桁を,各セルに1桁ずつ入力する。
  • セルB3~M3に,ISBNコードの各桁に対応した重みを入力する。
  • セルB5に,ISBNコードに各桁の重みを掛けたものの合計を求める。
  • セルB6に,剰余関数を使った次の式を入力する。
      剰余(B5,10)
  • セルN2に,チェック数字を求める式を入力する。
100.png

  • 10-B6
  • B6-10
  • 10-剰余(B6,10)
  • 剰余(10-B6,10)
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テクノロジ系
解説
ワークシートには〔チェック数字の計算方法〕の(2)の手順である「それぞれの桁に対応した重みを掛けたものの和S」がセルB5に、(3)の手順にあたる「Sを10で割った余りRを求める」がセルB6にそれぞれ計算されています。したがってあとは(4)の手順「10からRを引いた値をチェック数字Xとする。なお,この値が10になった場合は,チェック数字はOとする」の部分を計算式としてセルN2に入力することで各けたに対応するチェック数字を求めることができるようになります。
B6には和Sを10で割った余剰Rが入力されているので、セルN2には10からRを引く「10-B6」の計算式が適切であるように思いますが、セルB6の値が0であった場合には「10-0=10」となってしまいチェック数字が2ケタとなってしまう問題が生じます。チェック数字は1ケタでなくてはなりませんから、余剰()を使用することでN2の値が必ず1ケタの数字がN2の値になるようにした「余剰(10-B6,10)」が適切な計算式ということになります。

B6=0の場合、N2=10-0=10,N2=余剰(10-0,10)=0 とチェック数字が異なってしまいます。

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