平成27年秋期試験問題 問85
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図1の評価集計表のセル B208 には,該当する度数を表示する式が入力されている。セル B208 に入力されている式はどれか。ここで,セル B208 の式は,セル B208~G212 に複写する。
- 条件付個数($B3:$B202,=A$208)
- 条件付個数($B3:$G3,=$A3)
- 条件付個数(B$3:B$202,=$A208)
- 条件付個数(B$3:G$3,=A$3)
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テクノロジ系
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解説
「条件付個数」は、ExcelのCOUNTIF関数に相当するもので、ITパスポート試験用では以下のように定義されています。
セル B208には「B3~B202までのうち値が5であるセルの数をカウントする」計算式が入ります。カウントを行う条件である5はセル A208 にあるので、入力されるべき計算式は以下のようになります。
条件付き個数(B3:B202,=A208)
次にセル B208 の1つ下の B209 には「B3~B202までのうち値が4であるセルの数をカウントする」が入ります。条件となる4はセル A209 にあるので、入力されるべき計算式は以下のようになります。
条件付き個数(B3:B202,=A209)
同様にセル B208 の1つ右の C208 には「C3~C202までのうち値が5であるセルの数をカウントする」が入ります。条件である5はセル A208 にあるので、入力されるべき計算式は以下のようになります。
条件付き個数(C3:C202,=A208)
この3つの計算式を比較すると、セルの行列指定が移動しているものと固定になっているものがあることがわかります。
条件付き個数(B3:B202,=A208)
条件付き個数(B3:B202,=A209)
条件付き個数(C3:C202,=A208)
入力されるセルが変化しても行列指定が固定なのは「カウント対象となるセル範囲の行指定」、及び「条件となる値を指定するセルの列指定」とわかります(赤字の部分)。したがって複写元となるセル B208 の計算式の該当する箇所に「$」を付与した
条件付き個数(B$3:B$202,=$A208)
が適切な計算式となります。
- 条件付個数(セル範囲,検索条件の記述)
- セル範囲に含まれるセルのうち、検索条件の記述で指定された条件を満たすセルの個数を返す。
セル B208には「B3~B202までのうち値が5であるセルの数をカウントする」計算式が入ります。カウントを行う条件である5はセル A208 にあるので、入力されるべき計算式は以下のようになります。
条件付き個数(B3:B202,=A208)
次にセル B208 の1つ下の B209 には「B3~B202までのうち値が4であるセルの数をカウントする」が入ります。条件となる4はセル A209 にあるので、入力されるべき計算式は以下のようになります。
条件付き個数(B3:B202,=A209)
同様にセル B208 の1つ右の C208 には「C3~C202までのうち値が5であるセルの数をカウントする」が入ります。条件である5はセル A208 にあるので、入力されるべき計算式は以下のようになります。
条件付き個数(C3:C202,=A208)
この3つの計算式を比較すると、セルの行列指定が移動しているものと固定になっているものがあることがわかります。
条件付き個数(B3:B202,=A208)
条件付き個数(B3:B202,=A209)
条件付き個数(C3:C202,=A208)
入力されるセルが変化しても行列指定が固定なのは「カウント対象となるセル範囲の行指定」、及び「条件となる値を指定するセルの列指定」とわかります(赤字の部分)。したがって複写元となるセル B208 の計算式の該当する箇所に「$」を付与した
条件付き個数(B$3:B$202,=$A208)
が適切な計算式となります。
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