平成29年春期試験問題 問22
問22解説へ
ICタグを使用した機能の事例として,適切なものはどれか。
- POSレジにおけるバーコードの読取り
- 遠隔医療システムの画像配信
- カーナビゲーションシステムにおける現在地の把握
- 図書館の盗難防止ゲートでの持出しの監視
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解説
ICタグ(パッシブRFID)は、自身では電源を持たず、ICタグリーダーから発信される電波を電力に変えて動作する小さなICチップです。内部には簡単なマイクロコンピュータとメモリなどが含まれ、情報を記憶しておくことができます。受け取った電力を利用して処理を行い、その結果を電波として発信することでICタグリーダーと通信を行います。電波が届く範囲は数cm~2m程度です。
- バーコードの読取りにはマークを識別してデジタルデータに変換するOMR(Optical Mark Reader)が使用されます。
- 医療情報システムの活用例です。
- GPS(Global Positioning System)の活用例です。
- 正しい。ICタグの活用例です。
施設側では、ICタグに貸出し中かどうかわかる情報を記録させておきます。そして施設の出入口に設置した防犯ゲートから微弱な電流を発信し、書籍に付けられたICタグを反応させることで、貸出し状態でないにもかかわらず施設外に持ちだされようとしている書籍を検出できます。
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