ITパスポート試験 用語辞典

カレントディレクトリ
【Current Directory】
ディレクトリ構造を有するOSにおいて、ユーザーが現時点で作業を行なっているディレクトリ(フォルダ)のこと。コマンドやファイル名などを入力する際に、相対パスの基準となる。

カレントディレクトリは「.」で表されるという慣例があり、カレントディレクトリを基準にして相対パスを表すには「./(目的のディレクトリまでの相対パス)」という体裁をとる。
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分野:
分野:テクノロジ系
中分類:ソフトウェア
小分類:ファイルシステム
出題歴:
H23年特別問83 H23年秋期問74
重要度:
(Wikipedia カレントディレクトリより)

カレントディレクトリ(current directory、現行ディレクトリ)とは、コンピューティングの分野で、階層型ファイルシステムを使用している場合に、そのプロセスが現在関連付けられている(現在の位置である)ディレクトリのことである。Windowsでは作業フォルダとも呼ばれることがある。また、ワーキングディレクトリとも。

概要

シンプルなファイル名、またはルートディレクトリからのフルパスによって表されたファイルに対する相対パスによって、プロセスがあるファイルを参照するとき、その参照はプロセスのカレントディレクトリへの参照と解釈される。よって、例えばファイルfoo.txtを作成しようとする、カレントディレクトリが/rabbit-hatsであるプロセスは、ファイル/rabbit-hats/foo.txtを作成する。

  • ほとんどのDOSおよびOS/2およびUNIXのコマンドラインインタプリタ、およびMicrosoft Windowsのコマンドラインインタプリタであるcmd.exeとWindows PowerShellにおいて、カレントディレクトリをcdおよびchdirのコマンドによって変更することができる。
  • UNIXのシェルでは、pwdコマンドはカレントディレクトリの絶対パス名を出力する。
  • DOSとWindowsでは同様のコマンドは引数なしのcdである(UNIXでは、引数なしのcdコマンドはカレントディレクトリをホームディレクトリに変更する)。利用可能であれば、POSIXの関数chdir()を、あるプロセスがカレントディレクトリを設定するために呼び出すことができる。

出題例


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