サービスマネジメント(全55問中30問目)

情報システムの品質マネジメントの考え方に関する記述a~dのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  1. PDCAサイクルによる継続的な取組みが,品質の改善には有効である。
  2. 多くの機能をもつシステムほど品質が高い。
  3. 欠陥の予防コストは,不具合発生時に是正するコストよりも一般的に少ない。
  4. 適切な設計や製造によって品質を高めることができる。

出典:平成27年春期 問43

  • a,b,d
  • a,c
  • a,c,d
  • c,d
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分野:マネジメント系
中分類:サービスマネジメント
小分類:サービスマネジメント
解説
品質マネジメントは、プロジェクトが取り組むニーズを満足させることを目的として、品質方針、目標、責任を定め、それらを達成するために、必要なプロセスを実施していく考え方です。
  1. 正しい。PDCAサイクルによる継続的な改善活動がシステムの品質を高くします。
  2. 誤り。一般に多くの機能をもつ複雑なシステムであるほど全体の品質を高めることは難しくなります。
  3. 正しい。一般にシステム開発の上流での欠陥は下流工程に行くほど除去するためのコストが掛かります。レビューなどを頻繁に行い予防することで後工程での不具合の発生確率を下げ、是正に掛かる費用を低く押されることができます。
  4. 正しい。レビューなどを実施して不具合を予防するなど品質は設計段階で作り込むことが肝心です。さらにテストでもバグを適切に除去することで品質の高いシステムになります。
したがって正しい組合せは「a,c,d」です。

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