サービスマネジメント(全55問中34問目)
No.34解説へ
メールシステムに関するサービスマネジメントのPDCAサイクルのうち,C(Check)に該当するものはどれか。
出典:平成26年秋期 問36
- メールシステムの応答時間を短縮するために,サーバ構成の見直しを提案した。
- メールシステムの稼働率などの目標値を設定し,必要な資源を明確にした。
- メールシステムの障害回数や回復時間を測定して稼働率を算出し,目標値との比較を行った。
- メールシステムの設計内容に従って,ファイルの割当てなどのシステムのセットアップ作業を実施した。
正解 ウ問題へ
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解説
PDCAは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(見直し・改善)の4段階を繰り返すことによって業務を継続的に改善する手法で、各種のマネジメント手法に取り入れられています。
ITサービス提供者が構築するサービスマネジメントシステム(以下、SMS)への要求事項を示したJIS Q 20000-1:2012では、SMSにおけるPDCAサイクルを次のように規定しています。
ITサービス提供者が構築するサービスマネジメントシステム(以下、SMS)への要求事項を示したJIS Q 20000-1:2012では、SMSにおけるPDCAサイクルを次のように規定しています。
- Plan(計画)
- SMSを確立し、文書化し、合意する。SMSには、サービスの要求事項を満たすための方針、目的、計画及びプロセスが含まれる。
- Do(実行)
- サービスの設計、移行、提供及び改善のためにSMSを導入し、運用する。
- Check(点検)
- 方針、目的、計画及びサービスの要求事項について、SMS及びサービスを監視、測定及びレビューし、それらの結果を報告する
- Act(処置)
- SMS及びサービスのパフォーマンスを継続的に改善するための処置を実施する。
- 改善提案なので、Actに該当します。
- 目標値を設定し、それを達成するための計画を立てているのでPlanに該当します。
- 正しい。目標と測定値を比較し、現状を評価しているのでCheckに該当します。
- 計画を実行に移しているのでDoに該当します。
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