内部統制(全45問中1問目)
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ITガバナンスに関する次の記述中のaに入れる字句として,最も適切なものはどれか。
経営者は,aの事業の目的を支援する観点で,効果的,効率的かつ受容可能なaのITの利用について評価する。
経営者は,aの事業の目的を支援する観点で,効果的,効率的かつ受容可能なaのITの利用について評価する。
出典:令和6年春期 問53
- 過去と現在
- 現在
- 現在と将来
- 将来
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解説
ITガバナンスは、企業が競争優位性を構築するために、IT戦略の策定・実行をガイドし、あるべき方向へ導く統制活動であり、ITへの投資・効果・リスクを継続的に最適化するための組織的な仕組みです。ITガバナンスの標準化規格であるJIS Q 38500では「組織のITの現在及び将来の利用を指示し,管理するシステム。…組織におけるITの利用に関する戦略及び方針を含む」と定義しています。
ITガバナンスは組織の事業戦略と一体となって実行され、事業戦略を支援・強化するものでなければなりません。このため効果的なITガバナンスとするためには、現在と将来の組織の事業戦略を策定する際に、現在と将来のITの能力を考慮に入れる必要がありますし、ITの利用策について評価するときには、経営資源や事業戦略との整合性を考える必要があります。
JIS Q 38500では、ITガバナンスにおける経営者の役割として次の3つを掲げています。
ITガバナンスは組織の事業戦略と一体となって実行され、事業戦略を支援・強化するものでなければなりません。このため効果的なITガバナンスとするためには、現在と将来の組織の事業戦略を策定する際に、現在と将来のITの能力を考慮に入れる必要がありますし、ITの利用策について評価するときには、経営資源や事業戦略との整合性を考える必要があります。
JIS Q 38500では、ITガバナンスにおける経営者の役割として次の3つを掲げています。
- 現在と将来のIT利用について評価する
- IT利用の計画と方針を準備し、実施を指示する
- 方針への適合、計画の実績をモニタリングする
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