内部統制(全45問中28問目)
No.28解説へ
企業におけるガバナンスには,ITガバナンスとコーポレートガバナンスなどがある。ITガバナンスの位置付けとして適切な説明はどれか。
出典:平成26年秋期 問34
- ITガバナンスとコーポレートガバナンスは同じ概念である。
- ITガバナンスとコーポレートガバナンスは対立する概念である。
- ITガバナンスの構成要素の一つとして,コーポレートガバナンスがある。
- ITガバナンスはコーポレートガバナンスにとって,不可欠な要素の一つである。
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解説
2つの言葉は次の意味を持っています。
近年の企業経営にはITの活用は必要不可欠なものとなっていますが、適切にシステムの運用が行われなかった場合、個人情報の漏えいなどで社会に深刻な影響をもたらす可能性もあります。昨今ではITの利用を適切に統制することは企業統治のために必須となっています。
まとめると「企業の統治を確実にするために、IT活動を統制し有効活用する必要がある」というのが正しい関係なので「エ」が適切な記述です。
- コーポレートガバナンス
- 企業統治とも訳され、企業の経営について利害関係者が監視・規律することで「企業の収益力の強化」と「企業の不祥事を防ぐ」という2つの目的を達成するための仕組み
- ITガバナンス
- 企業が競争優位性を構築するために、IT戦略の策定・実行をガイドし、あるべき方向へ導く組織能力であり、ITへの投資・効果・リスクを継続的に最適化する為の組織的な仕組み
近年の企業経営にはITの活用は必要不可欠なものとなっていますが、適切にシステムの運用が行われなかった場合、個人情報の漏えいなどで社会に深刻な影響をもたらす可能性もあります。昨今ではITの利用を適切に統制することは企業統治のために必須となっています。
まとめると「企業の統治を確実にするために、IT活動を統制し有効活用する必要がある」というのが正しい関係なので「エ」が適切な記述です。
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