内部統制(全45問中35問目)
No.35解説へ
内部統制に関する記述a~cのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- 経営者は内部統制の整備と運用の責任をもっている。
- 内部統制の運用については,組織の全員が自らの業務との関連において一定の役割を担っている。
- 費用対効果にかかわらず,内部統制は整備すべきである。
出典:平成23年秋期 問36
- a,b
- a,b,c
- a,c
- b,c
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解説
内部統制は、組織内部のルールや手順を整備し、業務に組み込んで適切に運用することで、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全を確保する取組みをいいます。
- 正しい。経営者や取締役には「適正な会社経営のために、取締役は内部統制整備の義務がある」という旨の司法判断が示された事例があります。
- 正しい。内部統制においては「経営者のリーダーシップの下に、全構成員が自らの持つ役割に応じた管理責任を果たす」ことが重要です。
- 誤り。内部統制の整備と運用を行うのは経営者の義務ですが、営利活動を行っている以上すべての項目にコストをかけている訳にはいきません。費用対効果を考えた経営判断を行うことが必要になります。
日本版SOX法によって法令化されているのも必要最低限のルールです。
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