システム監査(全54問中43問目)
No.43解説へ
システム監査人には独立かつ専門的な立場が求められる。自社内のシステム監査を実施するとき,システム監査人の独立性に反する事例はどれか。
出典:平成24年秋期 問51
- 外部の公認会計士が財務会計システムのシステム監査をする。
- コンサルタン卜会社のシステム監査人が情報システム部門を監査する。
- 自社の情報システム部門のシステム監査人が情報システム部門を監査する。
- 内部監査部門のシステム監査人が情報システム部門を監査する。
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解説
システム監査基準には、システム監査人に求められる独立性、客観性として、「外観上の独立性」及び「精神上の独立性」を定めています。
- 外観上の独立性
- システム監査人は、システム監査を客観的に実施するために、監査対象から独立していなければならない。監査の目的によっては、被監査主体と身分上、密接な利害関係を有することがあってはならない。
- 精神上の独立性
- システム監査人は、システム監査の実施に当たり、偏向を排し、常に公正かつ客観的に監査判断を行わなければならない。
- 外部の公認会計士は社内システムとのかかわりがないので独立性が保たれています。
- システム監査人は外部企業に所属しているため独立性は保たれています。
- 正しい。システム監査人は、自身の所属する部門を監査することになるので独立性に反します。
- 社内の監査部門は他のどの部門からも独立しているので独立性が保たれています。
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