内部統制(全45問中43問目)
No.43解説へ
内部統制に関する記述として,適切なものはどれか。
出典:平成21年秋期 問49
- 内部監査人は,経営者による内部統制の整備や運用に対して監督責任をもつ。
- 内部統制に関するリスクは,発生頻度でなく発生した場合の財務情報への影響度で評価する。
- 内部統制の評価法として,業務実施部門がチェックリストで自らの業務がルールどおりに行われているかを評価する独立的モニタリングがある。
- 内部統制は,経営者が組織目的の達成について合理的な保証を得るためのマネジメントプロセスである。
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解説
内部統制は、組織内部のルールや手順を整備し、業務に組み込んで適切に運用することで、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全を確保する取組みをいいます。
金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準のあり方について"では次のように定義されています。
「内部統制とは、基本的に、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守並びに資産の保全の4つの目的が達成されているとの合理的な保証を得るために、業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング(監視活動)及びIT(情報技術)への対応の6つの基本的要素から構成される」
したがって適切な記述は「エ」です。
金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準のあり方について"では次のように定義されています。
「内部統制とは、基本的に、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守並びに資産の保全の4つの目的が達成されているとの合理的な保証を得るために、業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング(監視活動)及びIT(情報技術)への対応の6つの基本的要素から構成される」
したがって適切な記述は「エ」です。
- 内部統制の整備運用に監督責任をもつ職域は取締役会です。内部監査人(監査役)は、内部統制の整備運用状況を監視し検証する役割と責任を担います。
- リスクの大きさは、損害の大きさと顕在化する確率を掛け合わせて算出します。
- 独立的モニタリングは監査人が行う評価方法です。業務を行うものが自ら行うチェックは日常的モニタリングといいます。
- 正しい。内部統制に関する記述です。
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