離散数学(全36問中2問目)
No.2解説へ
A3判の紙の長辺を半分に折ると,A4判の大きさになり,短辺:長辺の比率は変わらない。A3判の長辺はA4判の長辺のおよそ何倍か。
出典:令和4年春期 問93
- 1.41
- 1.5
- 1.73
- 2
広告
解説
用紙サイズ同士は相似形であり、用紙サイズが1つ小さくなるごとに用紙の面積が半分になる関係があります。辺の長さを見てみると、A4判の長辺はA3判の短辺と同じ、A4判の短辺はA3の長辺の半分の長さになっています。A4判の長辺を"1"、A3判の長辺を"x"とすると、各辺の長さは以下のように表すことができます。A3判とA4判で短辺:長辺の比率は変わらないので、2組の辺の長さの比率を比例式にすると、
x:1=1:x/2
x2/2=1
x2=2
x=2≒1.41
以上より、A3判の長辺はA4判の長辺の約1.41倍になることがわかります。したがって「ア」が正解です。
【別解】
A3判の長辺はA5判の長辺の2倍の長さになっています。A5→A4、A4→A3で長辺の倍率は同じはずなので、用紙サイズが1つ大きくなるときの長辺の倍率を"n"とすると、A4判の長辺はA5判の長辺のn倍、A3判の長辺はA5判の長辺のn2倍になります。この関係を式に表すと、
1×n×n=2
n2=2
n=2≒1.41
x:1=1:x/2
x2/2=1
x2=2
x=2≒1.41
以上より、A3判の長辺はA4判の長辺の約1.41倍になることがわかります。したがって「ア」が正解です。
【別解】
A3判の長辺はA5判の長辺の2倍の長さになっています。A5→A4、A4→A3で長辺の倍率は同じはずなので、用紙サイズが1つ大きくなるときの長辺の倍率を"n"とすると、A4判の長辺はA5判の長辺のn倍、A3判の長辺はA5判の長辺のn2倍になります。この関係を式に表すと、
1×n×n=2
n2=2
n=2≒1.41
広告