プロセッサ(全22問中8問目)
No.8解説へ
CPUの性能に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成29年秋期 問75
- 32ビットCPUと64ビットCPUでは,32ビットCPUの方が一度に処理するデータ長を大きくできる。
- CPU内のキャッシュメモリの容量は,少ないほど処理速度が向上する。
- 同じ構造のCPUにおいて,クロック周波数を上げると処理速度が向上する。
- デュアルコアCPUとクアッドコアCPUでは,デュアルコアCPUの方が同時に実行する処理の数を多くできる。
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解説
- 64ビットCPUは32ビットCPUと比較して一度に処理できるデータ量が倍になるので、同じクロック周波数でも高速な処理ができます。(単純に処理速度が倍になるわけではありません)
- キャッシュメモリの容量が大きいほど処理速度の向上を期待できます。
- 正しい。クロック周波数は、1秒間に何回のクロックが発振されるかを表す数値でプロセッサの性能指標として使われます。一般にCPUの機種・製品が同じならば、クロック周波数が高いほど単位時間当たりの処理能力は高くなります。
- デュアルコアとクアッドコアはそれぞれ1つのプロセッサパッケージ内に、デュアル(Dual)=2個、クアッド(Quad)=4個のCPUが搭載されています。2つを比較するとCPU数が多いクアッドコアCPUの方が処理能力は高くなります。ちなみに6コアはヘキサコア、8コアはオクタコアといいます。
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