システムの評価指標(全33問中15問目)
No.15解説へ
図1のように稼働率0.9の装置Aを2台並列に接続し,稼働率0.8の装置Bをその後に直列に接続したシステムがある。このシステムを図2のように装置Aを1台にした場合,システムの稼働率は図1に比べて幾ら低下するか。ここで,図1の装置Aはどちらか一方が稼働していれば正常稼働とみなす。
なお,稼働率は小数第3位を四捨五入した値とする。
なお,稼働率は小数第3位を四捨五入した値とする。
出典:平成25年秋期 問52
- 0.07
- 0.09
- 0.10
- 0.45
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解説
稼働率Rの機器2台が直列または並列に接続されているときに、そのシステム全体の稼働率は次の公式で求めます。
[図1]
まず装置Aが並列になっている部分の稼働率を計算します。
1-(1-0.9)2=1-0.1×0.1
=1-0.01=0.99
さらにその部分が装置Bと直列に接続されているので、
0.99×0.8=0.792
設問の指示通り小数第3位を四捨五入すると、図1システムの稼働率は「0.79」になります。
[図2]
装置Aと装置Bが直列で接続されているので、
0.9×0.8=0.72
図2システムの稼働率は「0.72」になります。
したがって2つのシステムの稼働率の差は、
0.79-0.72=0.07
です。
- 直列…R2
- 並列…1-(1-R)2
[図1]
まず装置Aが並列になっている部分の稼働率を計算します。
1-(1-0.9)2=1-0.1×0.1
=1-0.01=0.99
さらにその部分が装置Bと直列に接続されているので、
0.99×0.8=0.792
設問の指示通り小数第3位を四捨五入すると、図1システムの稼働率は「0.79」になります。
[図2]
装置Aと装置Bが直列で接続されているので、
0.9×0.8=0.72
図2システムの稼働率は「0.72」になります。
したがって2つのシステムの稼働率の差は、
0.79-0.72=0.07
です。
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